真珠湾攻撃が軍事基地のみに対し、東京空襲など非戦闘員への攻撃についてノーコメント。ま、アメリカ映画です。

2023/06/05

もし放題を考えろと言われたら「俺たちの大作戦」みたいなサブタイトルがばっちりはまる様な、そんな映画。戦争を否定的に捉える映画が増えた中で清々しいまでに軍人さんカッコいい映画となっております。いがみ合ってる上官と共にナチの秘密兵器を壊しに行くという非常に分かりやすい内容で、どちらかというと子供向けかなぁ。

2023/06/04

インド事情を知らないと「ネタの意味」「行動の意味」が分かり難く、結果的に「問題の多い主人公達の破天荒な言動」が減点となるだけで全く楽しめない映画です。行間を読むには「暗黙の前提となっている表現されていない部分の知識」を求められますが本作もそれに該当します。例えば、飛行機を止める際に、確実かつ他の客が納得出来る形で止めて戻すには「急病（仮病）」が最適解で、もしも正直に『私の友人が１０年振りに見つかったので急いで戻って下さい』と言えば１００％『お客様、席にお戻り下さい（何言ってんだコイツ？）』ですし、脅したり暴れたりすれば仮に戻れても「警察行き」で結局目的を果たせません。目的を果たすにはあの場面では急病（仮病）しかあり得ず、しかも急病であれば他の客は「時間」こそロスしますが再出発で遅れをある程度許容する程度で済みますし予定先の行動も『急病で飛行機が戻ったなら仕方ない』と大目に見てくれたり本人達も『無事だったのかな？でも戻って救護を受けられて良かった』と善行をした気分になれます。厳格な取引先だったり延期不可な予定だと上記は該当しませんが、フィクション＆エンターテイメント映画でそこまで細かいことを言うのなら流石に「【娯楽】映画を観るのに向いていない」となります。まあ、「展開としてそもそも飛行機に乗せなければ良かった」なら、批判の方向性としてわかるんですけどね…展開上、飛行機に乗ってしまった時点で、あの選択肢以外取れませんし、あの選択肢はあの時点では誰にとっても最適解ではありました。むしろ次の、迎車を勝手に使う方が解雇危険なりが危うい気がしますし、あの場面で主人公達の行動で批判するなら飛行機よりもそちらのはず。あの行動は、逆に、言い訳の効かない完全悪な行動でした。顧客からしたら「単なる言い訳」/「納得のいかない説明」なので確実に賠償なり解雇なりに発展してたでしょうし、飛行機問題より被害の確実性は高かった問題。と、最序盤から主人公達が「問題のある行動」をするので、上記を見て相性が合わないと思ったら視聴しない方が無難です。個人的には、「第四の男」の頑張り具合と成功については、作中印象とは異なり好印象でした。嫌味過ぎる性格ではありますが、彼自身はしっかり努力をしており、周り（特に主人公達！笑）の妨害にも負けず、成功を手にしているのですから、ある意味では「彼は、彼自身が主人公の物語で、主役になれていた」とも言えます。妻も子も高級車も豪邸も手にしており、社内の立場的に不安定とはいえ副社長でもあり、ある意味では主人公達の妨害が彼の成功を邪魔しなかった証左でもあるので、そこは製作陣が上手く設定＆展開させていたなあ…という印象でした。あれでもし彼が成功してなかったりしたら主人公達が「悪人」でしかないですし、彼自身が努力の人でなければ彼の成功も喜べませんし、この辺りは脚本が上手だったという印象です。気になるのは「ゴーカンネタ」「自殺ネタ」「子の親への責任ネタ」辺りでしょうか。この辺りはインド事情を知らないとよくわからない＆単に不快になるだけかも？まず「ゴーカンネタ」ですが、これは本当に「洒落にならない話」であり、詳細は少し検索すればいくらでも出てくる「インドの酷い現状」が元ネタ。所謂タブーネタになる訳ですが、そこを敢えて弄って笑わせることで、タブーを再認識させるという形になっています。一切触れなければ認知はされませんし、かと言って触れ方次第では無視にも。しかし映画の登場人物という第三者が扱うことで、客観視させる効果があり、彼らが笑うシーンで一緒に笑うと「彼らと同じ認識だったと反省」しますし、彼らの笑いを嫌悪するなら「周り＝社会の現状の問題の大きさを認知」となります。つまり、一緒になって笑っても、嫌悪しても、どちらのパターンでもインド独自の問題について視聴者に「考えさせる」という構図になっています。ここは中々上手だったと感じました。『ゴーカンネタとか笑い話にもならないだろ！』は当然であり、その当然さを視聴者に「突きつける」というのが製作側の意図なので、そうした憤慨は正に製作側の意図した通りの効果が出ていることになります。『そうだよ？今君らが笑った/憤ったゴーカンネタってのは、そういうことさ』脚本が上手かったと感じました。「自殺ネタ」についてですが、これもインド事情を調べると出てくる社会問題の一つでもあり、笑いとすることで考えさせる効果を与えています。果たしてその選択を選ぶべきなのか？選んだらどうなるのか？ということを真正面から描いており、敢えてネタとすることで【自殺の悲惨さや遺族＆友人達の悲しみや苦悩を描くことで自殺自体が「良くないものなのだ」とメッセージにしている】状態です。また、自殺原因の１つにも踏み込んでおり、「社会や家族による、過度な期待を含む圧力が原因の１つ」と見せることで、視聴者にそうしたことに対するメッセージを出しています。もしも、『親が金を出したのに期待を裏切ったり責任放棄するのはワガママだ！』と思ってしまったのなら、【思ってしまった視聴者自身が加害者になりかけてる】ということを突き付けている表現でした。多くの人は、思わず『あれだけ親が苦労して期待して…なのに子供がソレ！？』と憤ってしまいがちですが、そうした感情こそが過度な期待や圧力の原因であり、まさに自殺を加速させる思考なのだと、自殺に至る構図の１つを視聴者に見せつけてきます。自然に出てきたそうした感情こそが問題なのだよ？というのは非常に耳が痛い苦言的表現でもあり、下手をすれば「親の期待を裏切る主人公達→不快な映画だ！」と低評価されるという危険性も高いのに、敢えて扱い、敢えて不快にさせる。でもそれによって「考えさせる」というのは、凄く上手だったと思います。『貴方が今主人公達へ向けた不快感こそが、自殺者を出してしまう思考の原因の１つなんですよ？』というのはある意味視聴者に対して喧嘩を売っている訳でもあり、それだけでも低評価へ繋がるのに敢えて実行することで認知させ、考えさせ、検討させる…というのも上手な演出でした。作中で主人公の一人から言及されていた考えさせる手法の実践でもあり、非常に上手い見せ方でもあったと思います。ちなみに、「飛び降り」について非難する意見もありそうですが、あれは【真面目で責任感の強い相手を追い込むとどうなるのか？】+【自殺が発生する流れの１つを見せる】という表現になります。彼自身、飲酒＆放尿で退学対応は妥当だとも考えており、裏切り行為はそれを回避出来るなら思わず手にしたい「希望」でもあります。しかし、それを実行すれば親友を失いますし、実行しなければ家族の将来を失います。真面目で責任感のある彼は、親友を裏切らない選択をしますが、親に対する申し訳無さや罪悪感を表現する選択も同時にします。彼が不誠実ならば親友を裏切れましたし、彼が無責任なら家族を気にせず飛び降りずにいられました。しかし、彼は誠実であり責任感も強かった為、「無責任に生きていく」選択肢を消してしまいました。それこそが「自殺」が発生する過程の１つであり、視聴者が『無責任だ！』とか『家族への迷惑を考えろ！』と思ってしまったのなら、その思考こそが自殺者を増やしてしまうものなのだよ？と突きつけています。これもまた視聴者の不快感を煽る喧嘩の売り方であり、中々挑戦的な表現だったとも思います。しかしそれによって自殺を減らす試みをしており、自殺「させてしまう側」に対しての自制と自省、自殺「してしまう側」に対して抑止と再検討を、それぞれメッセージとして表現に託しています。中々に技巧的でした。「子供の親への責任ネタ」も上記と絡み、自殺理由の１つでもありますが、子には「解放」を、親には「寛容」を、それぞれメッセージにしている表現でした。子には、親の為の人生で自分を捨ててしまう事からの解放を伝えており、親には、自分達が犠牲になる選択をしたことは子供への足枷の正当性になるのか？という形で問いかけもしています。日本人だと恐らく『親が自分を犠牲にしたのだから、子供が報いないのは無責任！』と批判しがちだと思うのですが、それこそが前述の自殺遠因でもあり、またその考え方は【子供の道具化】でもあるという皮肉的な警句でもあります。親が自分を犠牲に子供を育てることそのものは美談ですが、それが本当に美談となるのは「無償の愛」の場合であり、もしもその見返りとして「自身の人生の選択を捨てさせ、親の為に報いる人生にさせる」ならそれは愛でもなんでもないのだと、これまた視聴者に喧嘩を売ってきます。本当に子供を愛しているのであれば、子供の望む人生を送らせるべきであり、また子供が親の希望と異なる人生を望んだとしても歓迎すべきなのでは？と、親にとって不都合な真実を見せつけてきます。『私がこれだけ貴方の為に犠牲になったのよ！？』は愛ではなく子供の道具化や利用でしかない…なんて言われて不快に思わない人は少ないと思いますが、それを敢えて表現したのも挑戦的だったと思います。同時に、子供側に対しても、親への責任としては「説明」が必要なのだと伝えてきており、説明から逃げること＝親の期待通り生きることで、自分の人生を潰すことの問題点を提示しています。結果として、主人公側は説明責任を果たし、親側は寛容さを示し、それによって理解と共有に繋がり、虚構で無い「家族の愛」へ繋がりました。これまた上手い表現。それにしても、美談になりやすい「自己犠牲を伴う養育」にすらこれだけ容赦の無い突きつけをするのも挑戦的の一言です。低評価されることを恐れずに、伝えたいメッセージの為に妥協せず制作していくことは質にも繋がりますが、単純に映画好きとして喜ばしいことでもあります。この他、「第四の男」の妨害行為も練られており、妨害の仕方は直接妨害するのではなく「思わず手にしてしまうHな本」を手段に選んでいます。つまり、勉強よりも本を選ぶ選択肢自体は被害者（？）に与えられており、彼ら自身が本能より理性を重視出来れば被害は発生しない「妨害」工作。しかも仮に妨害行為を受けたとしても、それなりには相手に「利」もあり、更に言えば妨害に屈しないなら単なる贈り物にしかならない妨害工作。彼は話の展開上「敵」にもなれば「敵以外」にもなる、変則的な存在であり、悪人にはし切れないが隙は作る必要がある存在なので、上手い事妨害工作を「悪」としなかった演出は上手かったと思います。毒なり暴力なりで妨害していたら彼は「旅の同行者」にはなれませんでしたし、【ミツケタゾ！という連絡も単なる嫌がらせにとしか思われず無視される】のでその辺りの展開の流れにも繋がる、中々上手い設定だったとも思います。話の展開的に「友人二人が直接見つける形」には出来ませんが、かと言って関係性や印象の薄い相手では旅の同行者にもなれずそれ以前に話の信頼性自体が無くなりかねませんが、それらを上手くクリアする脚本の妙だったと思います。初見だと、『主人公達無責任過ぎ！』でしかありませんでしたが、時間を置いて丁寧に視聴し直すと、技巧性やメッセージに対して、色々考える形になりました。単純に「主人公達のドタバタギャグコメディ+ラブコメ+感動もの」として観るのも良いかもしれませんが、込められた「インド社会に対する問題提起」や「視聴者に対する問いかけ」を意識しながら視聴すると、良さがより強まって視聴が出来る気もします。締切最重視でドローン開発が潰れた表現や、学長が鉛筆について主人公へ反応する表現など、他にも大小で様々な「考えさせる表現」もあり、賛否どちらの視点でも浅く観るよりはしっかり観た方が良さを認識しやすい作品です。流し見してしまうと単なる「ドタバタギャグ＆ラブコメディのミュージカル添え」という良くあるインド映画の１つになってしまいますが中々に練られている＆挑戦的な良作だったと思います。高校生や大学一年生に見せて「考えたことを話し合わせる」とかしても活用も出来そうな作品でもあり、それでいて楽しく見られる作品でもあります。貧富の差や教育の重要性等々、一度は乗り越えたはずだった問題は日本で「再発」してきていますし、日本人が観ても色々と考えさせてくれる映画だと思います。映画の作り方としても、映画そのものとしても、技巧的であり楽しめるものでもあり考えさせるものでもあることから、加点が非常に多い＆大きいと考え、減点要素を考慮してもなお★５評価出来る作品だったと考えました。どちらかと言うと２回目以降の視聴の方が良さを「発見」しやすいので、一旦とりあえず観た後に、少し時間を置いて観直すと良いかもしれません。改めて視聴して、良さを色々発見出来た、映画らしい映画だったと思います。

2023/06/02

ラストに真犯人が分かるわけだけれども、その娘に、命を助けてやったのに後から銃で撃たれる！こういう展開嫌い！

2023/05/30

ありがとうございます。

2023/05/26

何も見ず映画は見るので途中で実録っぽいと思ったらやはり実録でした。最後に生き残った人達のインタビューなどがあります。内容は前線基地の防衛戦なので単調です。終盤の戦闘シーンは面白いです。しかしよくこんな危険な地形に基地を作ったなと思います。

2023/05/26

神楽坂さんの事を知っていて映画には興味がないけどグラビアでは見れなかった部分を「見たい」方にはいい作品。正直ドキュメンタリー部分は退屈でした。

2023/05/25

トムハンクスも脇役陣も良い。さすがスピルバーグだ。

2023/05/23

最高

2023/05/20

とにかくかっこいいんでそれで、充分な映画

2023/05/16